そりゃまあそうなんだろうけど、ブラック企業に捕まっちゃった人はどうすればいいんだろう。ブラック企業以外への転職を脱出の一形態とすると、労働時間は長いのに、やることは代わり映えしないとしたら、ぱっとしない経歴となるだろうし、余暇でなにか勉強して資格取るとかにしても、充分な時間や余力がないかもしれない。一旦会社を辞めるか? リスクの高い賭けにみえる。詰んだ。
若さという資産を切り売りするのはやめよう - Yamashiro0217の日記
子供の手を引いて誘導するときのことだけど、子供が行きたい方向と自分が連れていきたい方角が異なっていて方向転換するときとか、自転車や自動車が来るので手を押さえておきたいけど子供が動くので引っ張るときとかの場合ですね。
このときに体術の理論を生かすことができて、例えば腕を右方向に引くとすると、それを肩から先の腕とか手を動かす感じでやるわけです。そこはまあ当然ですね。一方胴体はというと、足とか股関節とかいろいろ駆使して逆方向に進めると。するとなぜか相手が素直に誘導されてくるという現象が起きます。駆使するとはいっても理想形にはほど遠くて、全体としてどっこいしょと踏み込んでる感じなのですが、それでも一応の効果はあると。
その効果はどこで感じればいいかというと、この場合は相手を掴んでいる手ですね。抵抗する相手を引っ張る場合には互いの皮膚が引っ張られるわけですが、うまくいけば引っ張る感覚が出ないままに誘導できる。逆にいえば、引っ張る感覚が出そうになるのを察して、胴体で反対方向に動く働きを強化していくことによってバランスを取るということでもあります。
大人と子供の体格差もあるので、相手の後に回り込むような動きになることが多く、僕が持ってる合気道のイメージに近いんですよね。って合気道の動画観たら全然違った。
子供の手を引く話
甲野先生の用語 "身体を割る" は2つの意味があると僕は思ってて、もともとの意味は身体の各部を独立させて動かすということで、もう1つがカルメ焼きのように割れるという感覚のことだと考えている。ただ最近思うのは、身体の各部を独立させて動かすというのは人間の仕組み上不可能なのではないかということで、例えば指の形を変えることで腕の筋肉の緊張具合が変わり、肩の状態が変わり、胴体や脚にも影響が出るのは確かで、身体を割るということで考えると指の状態と脚の状態は独立しているべきなのだけど、実際問題としてそうなっていない。ある姿勢・動き・感覚があったとして、それを別の組み合わせにしていくことを指して "身体を割る" と呼ぶのが適切ではないだろうか。
あるいは今まで1つの動きというセットとして認識していたものを、複数の動きの組み合わせであると認識し直すことを指すこともできそうで、例えば胴体を制御するための指の動きと、何かを掴むための指の動きを共存させるとか、そういうのもあるにはある。
各部の連動といえば歩くときに踵で接地しないようにしたいなあと思っていて、これについては後側の足首をなるべく曲げず、感覚的にはむしろ伸ばす感じにして、半身の差し替え的な足先を中心に踵を前側に向けるような感覚を引出してやると、片足の足首を伸ばす感覚がもう片足にも連動して、結果的に踵での接地というよりも、もうちょっと平らになってきた。こういうのもある意味では歩く動きから足首を分離独立させていくということでもあるけど、一方では左右の足を連動させているわけで、矛盾があるようなないようなという感想になる。
それはそれとして、1歳8ヶ月の息子が杖術の杖を引っ張り出してきて遊んでいたので写真を撮ってみたら、暗すぎて何が何やらだった。あんな重いものでも割とうまいこと遊んでたので面白い。
"身体を割る" の自分的解釈
腰痛はもう3年くらいの付き合いで、よく考えてみると中学生の頃から、今考えると坐骨神経痛っぽい症状もあったりするのでまあ長い付き合いで、去年くらいから少し楽になったと思っていたら、それに呼応するように弾発股(歩くと股関節がポキポキいう現象)が出てきたりして、いろいろあったわけです。かかりつけの整形外科の先生によると、腰痛は姿勢とか動作とかが原因だろうということで、自然に姿勢が変わったりして治ると思うと予想していたけど、確かに姿勢を変えていく必要はありそうだった。
先日の機縁会の稽古会で学んだこと(腰を入れる話とか)の受け売り感があるけど、それと腰痛との関係は自分の気付きなのでメモしておきます。あとたいさんの記事のパクり感もありますね。
1. 割と普通に立つとすると、胸骨が斜めになります。下側が前に出て、上側が後になるという斜め。
2. この胸骨を垂直にしようとします。すると背骨が丸まります。これがたぶん腰の緊張をやわらげ、僕の場合は腰痛がなくなります。
3. ただしこれで歩くと弾発股になります。
4. 胸骨を垂直にしたままでも、肋骨を広げることができます。感覚的には肋骨を動かしている感じだけど、実際には胸の筋肉なのかな。肩を後ろに引くのと似た動きですが、制御の基準を肋骨に持ってくることでたぶん背中の緊張を柔らげます。
5. 結果として、胸筋と背中が重力に引かれて下に落ちる感覚になります。
6. この胸を広げる感じをお腹に適用します。お腹を左右に広げます。するとこれに応じて腰というか背中というかに力が入ってきて、腰というか背中というかが反る感じになります。
7. ここまで条件を作ると、弾発股にならなくなります。ただし微妙なバランスが必要らしく、バランスが崩れると腰痛が出てきたり、股関節がポキポキいいます。
この週末はほとんどずっと股関節がポキポキいってて、いろいろ姿勢を変えたりして一瞬よくなってもすぐ再発したりして、非常にしんどかったのですが、このバランスのとりかたで、今日1日はなんとかのりきれました。
メモによると2/23のことなのだけど、股関節で繋がってる大腿骨と骨盤が、離れていくような感覚が出てきました。面白いのでいろいろみていると、
歩くときに脚に力が入ったり抜けたりという繰り返しが少ない
階段を上がるときに楽(理想像と比べるとまだだいぶ疲れてますが)
急に立ち止まるときにもあまり違和感がない
腰痛やそれ関係の神経痛があまり出なくなった
と、なかなかいい感じです。もともと稽古会の進行について。にあるような、あるいは構造動作理論でいうような「腰を立てる」「骨盤を起こす」といった姿勢をとろうとはしていたのですが、そのつもりでも実際には腰を反ることになって逆効果だったりしました。なのでこの辺にはあまり手掛りがなかったわけですが、この大腿骨と骨盤を離す感覚は手掛りになりそうです。
骨盤後傾は万病の元によると骨盤立位にするとソケットから骨頭が引き出され、可動性が大きくなるということなので、けっこういい方向性なんじゃないかと。
稽古会の進行について。: 杖術体術稽古 機縁会
杖術の「影踏み」(こういう動きです)はまず右手を前にして突いて、それから左手を前にして突くわけだけど、なんというか、体の右側を突いて左側を突くという動きだという感覚が出てきた。うーん、やっぱり書いてみると同じことを言っているだけなのだけど、今までは左右を突くといっても体(胴体)ごと右を突き、左を突くという感じだったのが、胴体を左右の中心に置いて、右側を突いたり左側を突いたりという感じに変わってきた。
胴体ごと左右を突くというのはどちらかというと剣道から学んだ動きのような気がする。もっと専門的に稽古している人はまた違った動きをしているかもしれず、剣道の動きがそうだというつもりはないけど、自分が学んだときのフィルターを通すとそうなるということですね。
なぜ最近になってそういう感覚が出てきたかというと、太極拳(これは学んだわけじゃなくて本をみていろいろやっていた時期があったわけだが)の動きの解釈として、相手を崩して防御も反撃もできない状態にしたところを打つという考え方が標準っぽいのだけど、相手を自分の側に崩して、倒れてくる相手に対して、自分が体を固めて当たれば打撃と同様の効果と言えるのでは、みたいな思い付きがあって、その影響だと思う。
あとはこの辺の感覚が正中線とかそいうのに繋がっていく気もしなくもないけど、イメージが先行するとあまりいいことがないだろうから、あまり考えないでおく。
先日整形外科に行って話を聞いてきたところ、こういうことのようだ。
1. もともと以下のような原因がある
* 仙骨が小さく、腰椎に似た形をしているので腰に負担がかかりやすい
* 右側に負担のかかる姿勢をしている
* 加齢に伴う筋力の低下
2. 背骨が左右に曲がっている。また一部はその姿勢に合わせて石灰化している
3. (ここは僕の補完)そのため腸腰筋群が引っぱられて緊張状態にある
4. 大腰筋が痛くなる
腰や脚が痛い件まとめ
高柳さんが稽古会で見せてた座ったり立ったりする動きをもとにいろいろ試している。床から立つとなるとけっこうしんどいが、体重を左右の足で支えられれば驚くほど楽に立てる。実家も結婚してから住んでいる部屋も畳の生活なのだけど、30年以上立ったり座ったりしていても気付かないのだから格好悪い。
楽に立つためには体重を左右の足に(感覚的には)均等に割り振る必要があって、さらに前後のバランスとか、具体的に文章で表現するのは難しいが、とにかく立ちやすい状態というのがある。単に動作として考えると、立ちやすい状態を作るように座り込んで、そこから立つということになる。最初にこれができたときにはずいぶんびっくりした。
もうちょい実用を考えると、適当に座っている状態から、楽に立つことはできないか、ということになる。楽に立つための状態を考えると、いろいろ条件はあるにせよ、意識できるのは腰の角度で、「骨盤を立てる」とか表現してはいるけど、実際の関節がどうなっているのかはよくわからない。とにかくその姿勢に持っていければ楽に立てる。ところが座っている状態から腰を立てるのはけっこう難しい。
最終的には「カンタン古武術だっこで育児がグンとラクになる」の1項目の、寝ている状態から一旦足を上げてから立つ方法が参考になった。足を上げてもなかなかいい感じで立てなかったのだが、足を上げるのを利用して腰を立ててしまえば楽に立てる。同じように、座っている状態からも足を上げて腰を立てることで楽に立てる。
それで今取り組んでいるのは、座卓があったりして充分に動くスペースがないときに、楽に立ったり座ったりする方法。なかなか難しい。
床から立ち上がる方法は正座から(剣道の)作法っぽく右の膝を立ててから立ち上がるバージョン、足を伸ばして座椅子にもたれているところからうつぶせになるようにして立ち上がるバージョン、うんこ座りしているところから内股になるようにして立ち上がるバージョンなどが出てきて面白い。どの場合でも左右の足に(主観的に)均等に重みがかかるようにして、楽に立ち上がることを目指す。
あと壁を押す稽古(壁を押す力は水平だが、不思議なことにその力に対応して、床に垂直に重みをかけるというか、壁を押す力を流すというか、そういう感覚になる)をしてたら1歳10ヶ月の息子が真似をしていて面白かった。そうそう、壁を押す場合であれば、手にかかる力、立つ場合であれば体重かな、を腕や胴体を経由して足まで流すという感覚でやってたけど、たぶんそれは適切ではないと思うようになった。特に腰を経由するという感覚がまずそう。力はワープしていきなり足の裏に生じる。
続・床に座ったり立ったりする話
Winny開発者・金子勇さんが死去ということだけど、P2Pのイベントで一度お会いしたことがあった。と思う。どうも記憶が曖昧なのだけど。P2P匿名掲示板「新月」はWinnyの設計を参考にしている。といっても「Winnyの技術」はまだ刊行されておらず、2chでWinnyの動作がこうなっているという考察がいろいろあったのでそれをもとにしている。
そして当時から疑問であり、未だに解決していないのがP2Pの定義である。いちおうWWWと電子メール(SMTPとPOP3のネットワーク)はP2Pではなく、WinnyとかSkypeはP2Pであるということになっている。とはいえWWWも世界中にHTTPサーバーがあって縦横無尽に通信しているわけだし、電子メールに至っては個々人のワークステーション宛に電子メールを送るという運用もあったみたいだし、個人がPOP3でメールボックスにアクセスするとすると、そのメールボックスはSkypeでいうところのスーパーノードだろうという気がする。というようなことから考えると、P2Pだと呼ばれるものと、そうでないものはそれぞれあるが、どういう基準によって分かれているのかとか、P2Pの定義が何であるのかというのが、未だに僕には理解できない。
あと特定のサービス、例えば動画共有サービスについて、P2Pを用いることでコストが削減でき、ビジネスとして進めやすいのではないかというような議論があるのだけど、僕はあまりそうは思わなかったし、今に至ってもあまりそういうサービスは一般的ではないように見える。というのもP2PではユーザーはPCの処理能力とか回線とかをいわば物納・物々交換的にサービス使用料として使っているので、だったら普通にお金で使用料を払えばいいのではにかと思う次第。一方で回線とか、特にPCの余剰能力を生かしてお金に変えるというのはあっていいと思うのだけど、実際のサービスとして存在するのかどうかは知らない(お金が絡まなければSETI@homeとかある)。余剰能力とはいえ使えば使うほど機材の寿命は縮むし、電気代もかかるわけで、どのくらい黒字になるのかわからないが、うまいことすればそれで稼いだお金を別サービスの使用料として使うこともできて、現代社会がお金を使う仕組みになっている以上、物々交換ではなく一旦お金に変換する方が自然ではないかと思っている。
Winny開発者・金子勇さんが死去
GoogleもRSSリーダーから撤退するとのことで、残念ながらRSSリーダーは普及しなかったというのが実際のところでしょうね。このブロマガという仕組みは、RSSも配信しているし、メールでも配信しているというのが独特のところで、RSSが普及しなかったという歴史から考えて、更新がメールで届くという仕組みがどれだけユーザーの心を掴むのか、ブロマガを超えて普及していくか、みたいなのには興味があります。
RSSリーダーには長所があり、しかしユーザーにとっては新しい概念なので受け入れられなかったと仮定すると、メールは多くのユーザーに利用経験があることから、受け入れる際の心理的なハードルは低くなるといえるでしょう。もしそうなら普及していくかもしれません。
一方でRSSリーダーにはこれといった長所はなく、したがってメールで受け取ることにも利点はないということもあるかもしれません。僕にとってのRSSリーダーの(Googleリーダーの)長所は未読管理で、各種のサイトの記事(それはたとえば東映がYouTubeやニコニコ動画で配信した特撮動画なんかも含まれます)を1つのツールに集約して、まだ認識していないもの、認識はしたが読んでいないもの、読んだかあるいは読まずに飛ばしたもの、と分けていくことができ、さらにそれが自宅のPCや携帯電話で同期できるという点なのですが、どうもそういうことに魅力を見出している人にはあまり会ったことがありません。メールでもこういった未読管理はできますが、そのことに魅力を見出す人が少なければ、更新をメールで受け取るという仕組みも流行らないでしょう。
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