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甲野先生の用語 "身体を割る" は2つの意味があると僕は思ってて、もともとの意味は身体の各部を独立させて動かすということで、もう1つがカルメ焼きのように割れるという感覚のことだと考えている。ただ最近思...

甲野先生の用語 "身体を割る" は2つの意味があると僕は思ってて、もともとの意味は身体の各部を独立させて動かすということで、もう1つがカルメ焼きのように割れるという感覚のことだと考えている。ただ最近思うのは、身体の各部を独立させて動かすというのは人間の仕組み上不可能なのではないかということで、例えば指の形を変えることで腕の筋肉の緊張具合が変わり、肩の状態が変わり、胴体や脚にも影響が出るのは確かで、身体を割るということで考えると指の状態と脚の状態は独立しているべきなのだけど、実際問題としてそうなっていない。ある姿勢・動き・感覚があったとして、それを別の組み合わせにしていくことを指して "身体を割る" と呼ぶのが適切ではないだろうか。

あるいは今まで1つの動きというセットとして認識していたものを、複数の動きの組み合わせであると認識し直すことを指すこともできそうで、例えば胴体を制御するための指の動きと、何かを掴むための指の動きを共存させるとか、そういうのもあるにはある。

各部の連動といえば歩くときに踵で接地しないようにしたいなあと思っていて、これについては後側の足首をなるべく曲げず、感覚的にはむしろ伸ばす感じにして、半身の差し替え的な足先を中心に踵を前側に向けるような感覚を引出してやると、片足の足首を伸ばす感覚がもう片足にも連動して、結果的に踵での接地というよりも、もうちょっと平らになってきた。こういうのもある意味では歩く動きから足首を分離独立させていくということでもあるけど、一方では左右の足を連動させているわけで、矛盾があるようなないようなという感想になる。

それはそれとして、1歳8ヶ月の息子が杖術の杖を引っ張り出してきて遊んでいたので写真を撮ってみたら、暗すぎて何が何やらだった。あんな重いものでも割とうまいこと遊んでたので面白い。

"身体を割る" の自分的解釈

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