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英語は単語の間にスペース入れるのが文法的に正しい。日本語は入れないのが文法的に正しい、とは言い切れないけど普通は入れない。では日本語と英単語の境界はどうなのか、というとなかなか結論が出せないのではない...

英語は単語の間にスペース入れるのが文法的に正しい。日本語は入れないのが文法的に正しい、とは言い切れないけど普通は入れない。では日本語と英単語の境界はどうなのか、というとなかなか結論が出せないのではないか。自分は割と入れないけど、日本語の中に連続する複数の英単語が入るときにはさすがに英単語の間にスペース入れないわけにはいかないし、そうなるとそこと日本語の間にスペースないのもおかしい気がする。

出版社に送る原稿には日本語と英単語の間にスペースを入れない方が良いらしいので贖罪のためにシェル芸やります。 | 上田さんのブログ

機縁会( http://kienkai.seesaa.net/ )の稽古会からほぼ1週間経ったけど、今回は(前回に続き)稀にみる収穫の多さだった。前回は1ヶ月くらいの潜伏期間を経て先手を取る話( http...

機縁会( http://kienkai.seesaa.net/ )の稽古会からほぼ1週間経ったけど、今回は(前回に続き)稀にみる収穫の多さだった。前回は1ヶ月くらいの潜伏期間を経て先手を取る話( http://ch.nicovideo.jp/fuktommy/blomaga/ar374295 )として認識できてきたわけだけど。

まずは腕や脚を捻ること。高柳さんがそういう動きをしてたのは前から認識してたのだけど、そのままスルーしてた。改めて解説を聞いて自分でも腕を捻る動きをしてみると、普通に手を延ばすと手持ち無沙汰になる要素があるのが、何か仕事をしてくれている感じがする。脚は腕とは違って膝が回転しないのだけど、股関節を軸にして腿を回す(内旋外旋)ことができ、歩くときはこれを動力のかなりの部分に当てることができているようだ。その分膝や足首の屈曲の負担が減る。

また例えば歩いているときに急に誰かがでてきて方向転換をするとき、今までは一旦膝を抜いて仕切り直しをしていたのが、脚の捻れを使うと仕切り直しが不要になる。これはたぶんどの状態からでも、どっちかには捻り直すことができるからだと思う。立っている状態から歩き出すときにも似たような感じがある。ただこれらのことは要素と絡んでいるのか、時間が経つにつれて納得のいく動きはできなくなってきた。

そして足首を曲げること。なのだが、これもまた他の要素と絡んでいるのか、その効果を発揮する条件が不明。稽古会の帰りに駅の階段を上がるのが楽だったが、翌日以降はそのレベルには達しない。翌日だったか、なるほど脚足を手のように繊細に扱いながら立ったり歩いたりできれば理想的だな、今はこれまでよりは少し繊細に扱っているな、と思ったのだけど、その翌日以降はその繊細さが再現できない。まあこういうのはお試し的に幸運がプレゼントされたようなものなので、再現しようとしても無駄ではないかとは思う。ここまでがだいたい体術系の話。

杖術系の話から来ているところでは、影踏みや下三方で正面を向いたときに杖をどう持つかという問題があって、今まではなるべく杖を左右に傾けないような要素があった。たぶんこれは剣道で竹刀を振りかぶるときの動きが中途半端に影響している気がするのだが。それが両手の肘を落として脇を締めたところを基準にできるようになった(これは2年前から言葉としては認識してたのだけど、微妙にパーツが足りてなかった)。この持ち方は肩を前に出さないということでもあり、胴体を板のように平らに運用することに繋がっているようだ。それは体の回転や半身の差し替えで板のまま回るということで、回ることによって中心軸が意識されてくる。

これが体術に戻ると、自分の軸を意識しつつ相手の軸を感じて、その関係をどうするかという運用が出てくる。面白いのが、具体的に相手と接触してないと自分の中心軸が立たないということ。たぶん身体の方で無意識に相手から押されたら軸を中心にこう回って逃げようというような計算をしてるので、必要性がないと感覚も出てこない。あるいは接点から相手の情報を読み取って相手の軸を計算しているのかもしれない。さらに情報を蓄積していくと、相手と離れた状態でも軸は立ってくるだろうし、自分1人でもできるようになるのかなあと思っている。

手足を捻る話と体の中心軸の話

#杖術 の影踏みや下三方で正面を向いたときに杖をどう持つかという問題。 今まではなんとなく縦気味だったけど、それはたぶん剣道の影響が中途半端に出てる。 両手とも肘を落として脇を締めることを優先すると、...

#杖術 の影踏みや下三方で正面を向いたときに杖をどう持つかという問題。
今まではなんとなく縦気味だったけど、それはたぶん剣道の影響が中途半端に出てる。
両手とも肘を落として脇を締めることを優先すると、これが基準になってくれる(杖は斜めになっても問題ないと考える)。
この持ち方をすると自然と肩を前に出さないことになり、胴体が板のように平らに運用できる。
となると半身の差し替えとか、体を回転させるときは胴体が板のままぐるっと回ることになる。
回転すると中心軸ができてきて、軸を立てた上で相手(の中心軸)と向き合うことができる。

面白いのが、具体的に相手と接触してないと自分の中心軸が立たないということ。たぶん身体の方で無意識に相手から押されたら軸を中心にこう回って逃げようというような計算をしてるので、必要性がないと感覚も出てこない。あるいは接点から相手の情報を読み取って相手の軸を計算しているのかもしれない。

立ったり歩いたりするときに、脚足を手のように繊細に扱うことができればいいなあと思う。 こないだは今までよりは繊細に使っているなあと思う時があった。 関節でいえば股関節なのだろうけど、力感としては腿の...

立ったり歩いたりするときに、脚足を手のように繊細に扱うことができればいいなあと思う。
こないだは今までよりは繊細に使っているなあと思う時があった。

関節でいえば股関節なのだろうけど、力感としては腿の外旋内旋(日常的には外転内転と言ってしまうこともあるが、ググったら外旋内旋が正しそう)を使って歩くための力を取り出すことができる。
このときいろいろやって、膝は肘とは違って外旋内旋しないのに回そうとしてしまったようで、膝を痛くしてしまった。
とりあえず力仕事系は外旋内旋に任せることができて、膝や足首の屈曲はもうちょっと繊細に使う余地が出てくる。

それから、今までは対向者をよけるときなど、一旦膝を抜いて仕切り直す必用があったのが、外旋内旋はたいていの状態から動かし始めることができるので、仕切り直す手間がない。

1回の稽古会がきっかけでここまで感覚が変わるというのは今までなかったと思うし、ラッキー。

「剣道 伝統の技術」という本があって、ここでいう伝統とはどうも馬場先生が子供の頃や若い頃に学んだものを指すようだったり、剣道が分ってれば各地の古流もわかったことになる的な発想があるように読めた。一方で...

「剣道 伝統の技術」という本があって、ここでいう伝統とはどうも馬場先生が子供の頃や若い頃に学んだものを指すようだったり、剣道が分ってれば各地の古流もわかったことになる的な発想があるように読めた。一方で各地の道場ごとの、あるいは流派ごとの個性を発揮してほしいという内容もあり、不思議な感じ。剣道はちょっとやっただけだから読み方浅いとは思うけど。

Twitter / inuchochin: 続き)その時代の先生方にとって「昔の武道」というは、流儀武術 ...

2歳の息子を抑えたり(着替えさせるときとか)、 手を引いたり(病院で待ってるときにフラフラどこかに行こうとするときとか) していくつか気付いたこと。 圧倒的な腕力差があったとしても、抑えるのは難しいです...

2歳の息子を抑えたり(着替えさせるときとか)、
手を引いたり(病院で待ってるときにフラフラどこかに行こうとするときとか)
していくつか気付いたこと。
圧倒的な腕力差があったとしても、抑えるのは難しいです。
抑えるの定義次第ですが、
この場合は基本的には息子に力を加えず、
相手が動いたらそれに応じて力を加えて、
同じ場所にいさせようとすることのことです。
過不足なく力を加えるというのも原因ですが、
相手が先に動いてからこちらが動くのでどうしても初動が遅れるというのがあります。
これに対して例えば抱き寄せて抱き上げるような場合には、
力の強弱も適当でいいですし、自分が動き出しのタイミングを決められるので、
とても楽です。
なので抑えるのではなく、適当に動きを加えてやるとかなり楽になります。
とはいえそれで服を着替えさせるのはまた別の困難さがありますが。

手を引くときも同様の要素があります。
この場合には相手を引っ張るので、自然に動きを加えた状態になりそうなものですが、
よく観察してみると意外と動いてないというか、
その場で土台を固めて引っぱり合いをしている感じがあります。
いくつかポイントがあって、自分の体勢を低くして下方向に引っぱるとか、
そのときに相手のバランスを感じて、それを崩すようにするというのもあります。
並行して、自分の身体をみて、動かせるところを動かすというのもあります。
意外と足腰は動かせたりするものです。
それから、相手を歩かせようとするなら
自分も足を動かすといいというのもあります。

ある意味「先手を取る」わけですが、
武術的な文脈でいうと先手を取ってはいけないのではないかと
ここ10年くらいは思ってたのです。
相手に先手を取らせて、
もうどうしようもないところまで追い込まれてから動くのが型である、
という印象を持ってたのですが、
先手を取る感覚が出てくると、
これはこれで面白いからいいかなあと思いつつあります。

先手を取る話

Windowsの場合はこれでよさそう (setq x-select-enable-clipboard t) (setq select-active-regions t) (setq mouse-drag...

Windowsの場合はこれでよさそう

(setq x-select-enable-clipboard t)
(setq select-active-regions t)
(setq mouse-drag-copy-region t)
(setq x-select-enable-primary t)
(global-set-key [mouse-2] 'mouse-yank-at-click)

メモとか:Emacs24のselection挙動

「もっと多様性があってもいいのになぜ剣道はそうでないのか」という疑問を永くもっており、こないだ一応納得したので記事にしたが、今回のメルマガをみるとゴルフもまた「もっと多様性があってもいいのになぜそうで...

「もっと多様性があってもいいのになぜ剣道はそうでないのか」という疑問を永くもっており、こないだ一応納得したので記事にしたが、今回のメルマガをみるとゴルフもまた「もっと多様性があってもいいのになぜそうでないのか」という感じだし、僕は剣道を少しやっていたことがあるのでそう思うだけで、武道・スポーツには同じ傾向があるのかもしれない。

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#杖術 の「下段抜き」 ( 杖術体術稽古 機縁会 杖術『下段抜き』 ) をいろいろ試してたら新しいバリエーションが出てきました。 前提として「扇風機の原理」 ( 杖術体術稽古 機縁会 杖術 『扇風機の...

#杖術 の「下段抜き」
( 杖術体術稽古 機縁会 杖術『下段抜き』 )
をいろいろ試してたら新しいバリエーションが出てきました。
前提として「扇風機の原理」
( 杖術体術稽古 機縁会 杖術 『扇風機の原理』 )
にあるように、杖を回すときは身体の正面で回すことあれば、
側面で回すこともあります。
下段抜きの場合は正面で回すものと認識していました
(ただし最後のところは平行よりやや斜めになる印象)。

これを側面で回します。
右側面に杖を位置させておいて、
左側面に移動させながら、1手目を打ちます。
そして左側面で半回転させて2手目を打ちます。

かなりしっくり来る感じがしたので記事にしたのですが、
たいした分量にはなりませんでしたね。

動画の高柳さんの稽古会が10/27にあるので
( http://kienkai.seesaa.net/article/376596966.html )、
たぶん参加すると思います。

側面の下段抜き

特に史料も根拠ないけど、明治以降の剣道史において、正しい剣道という発想が出てくる流れについて、納得した。 剣道・撃剣は江戸時代には既に一定のルールでの競技ができていたし、それに基づいて各地方や各道場...

特に史料も根拠ないけど、明治以降の剣道史において、正しい剣道という発想が出てくる流れについて、納得した。

剣道・撃剣は江戸時代には既に一定のルールでの競技ができていたし、それに基づいて各地方や各道場での技術の発達があった。明治以降は社会のいろいろな面で中央集権的な方向が生まれた。剣道でも中央の、全国統一方式に合わせようとしたはずで、これは中央からの押し付けではなく、各地から求める動きでもあったはず。これに応えるかたちで例えば剣道形が作られる。

明治以降に競技化し、それと呼応して技術が発達した柔道とは異なり、剣道は一旦発散したものを再び統一しようとしたので、求心力が強い。その方向性が現代に至るまで続いており、時間とともに求心力もまた強まっている。という解釈。

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