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新月はP2Pと呼ぶべきではなかったかも

twitterでAPI経由のトラフィックはサイト本体の10倍: SNS,ソーシャルネットワーキング.jp」を読んでいくつか。

2chでの専用ブラウザ経由のトラフィックって サイト本体と比べるとどうなってるんだろう。

それから新月の話。 新月プロトコルって、 ほとんどUpdate PingとRSSフィードに置き換え可能なんですよね。 設計当時はブログという言葉すら知らなかったからなあ。 知ってたらPingとフィードを使ってたでしょうね。

もっというと新月をどうとらえるかというのがあって、 僕の考えではWinnyみたいなP2Pとはちょっと違うんですよね。 Winnyはクライアントソフトを使うのは原則自分1人だけど、 新月は各自ゲートウェイを公開するという考え方がある。 (ある程度の)匿名性の確保にしろ、 各管理者が気軽に削除できるデータ構造にしろ、 ゲートウェイを公開する、 言い方をかえると掲示板を運営する人に使いやすいようになってます。 ところがP2Pという言葉に引っ張られるのか、 なかなかこの考え方が伝わってないように思います。 保管庫システムもほとんど受け入れられなかったどころか反発の方が大きかったし。 まあ使っている人じたい少ないというのも確かなんですけど。

このへんについては 「技術的にはこういうのできたけど、誰か面白い使い方を考えてください」 というアイデア待ちの状態で2年くらい塩漬けにしている感じです。 最近だとRSSフィードを新月ネットワークに流すというのは面白いですね。

で最初に戻るんですけど、 「こういうものを作りたい」と思ったときに、 一番近い概念がP2PだったからP2Pの言葉を使い、 P2Pとして設計したわけなんですけど、 もしそうでなければ、また違ってたんだろうな、と。 P2Pではなくマッシュアップと呼ぶべきだったし、 プロトコルではなくAPIと呼ぶべきだったし、 それ相応の設計をすべきだったと思うのですよ。 掲示板を運営したい人ならドメインの準備くらいできるよね、 なら動的なIPアドレスの交換は不要だよねとか。 実装面だと インストールが容易なようにPure Python (ごく初期はPure Perl)で書かれてますけど、 サーバ管理者ならLAMPでもいいよね、とか。

とはいっても再設計はしないですけどね。 既にRSSフィードに置き換え可能だと思ってますから。

この感覚は 「P2Pは究極的にはWebに収束するんじゃないかと」 や 「P2Pソフト=アップロード機能+ダウンロード機能 のまとめ」 に通じるのかな。

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