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動画共有の未来を考えようとした

asahi.com :フロントランナー - be-business」で「世界を変えた動画投稿サイトユーチューブ創設者スティーブ・チェンさん(29)」という記事を読んで(この記事のパーマリンクってないんですかね)。 動画を共有しようと思ったら、 今だとYouTubeニコニコ動画か それともどこに上げようか、という感じですけど、 これがもっとコモディティ化していくのかなあ、 そうなったらなんか楽しそうだなあ、と思っているところ。 どういう状態のことを言っているのかというと、 たとえば、今はてなにアカウント作ると はてなフォトライフって 画像ファイルを上げるための領域がついてくるわけですが、 この未来では動画ファイルを上げる領域がついてくるんですね。 ブログサービスには動画共有機能があって当然じゃないか、みたいな未来世界。

動画共有はP2P化するのかなあ」の背景にも、 なんとなくそういう印象があるんですね。 「P2Pニコ動キャッシュ共有プロキシ実装案 - Ryoの開発日記」みたいな P2Pでの動画共有にも興味はありますけど、 それでもP2PよりはC/Sでしょう、という直感があります。 C/Sというと、 それってYouTubeなりニコニコ動画なりが動画共有を寡占する未来のことか、 という印象になるかもしれないんですけど、 そういう意味でいっているわけではないんですね。 上でいったような、どのブログサービスにも、 あるいはお絵描き掲示板みたいな感覚でもいいんですけど、 いろんなところに動画共有機能が付いてくるような感じで。

P2Pソフト=アップロード機能+ダウンロード機能 のまとめ」はこれに関連するのかな。 自分でもよくわかんないけど一応リンクしておく。

P2P教科書」も届いて読んだり読まなかったりしてるんですが、 うーん、やっぱり僕はP2Pの定義論でループしちゃうなあ。 1つのサーバ(仮想的に1つとみなせるサーバ)があって、 そこにたくさんのクライアントがぶら下がってますよ、というC/Sの捉え方があって、 何らかのプロトコルのもとに そのサーバの機能をピアで分散しましょうというP2Pがある、と。 じゃあ(1つのサーバとみなせない)多数のサーバと多数のクライアントがあって、 プロトコルと言えそうなのはHTTPとHTMLとRSSくらいのものだ、となると、 それって何よ、という話になってくるわけです。 語源的にはまごうことなきC/Sですけど、 P2Pと対比されるところのC/Sとは別なので、 はてさて、何と呼ぶべきであろうか、と。

このあたりは、僕には引っかかるところではあるのだけど、 P2Pの技術者や研究者にとっては自明なのか、興味の対象外なのか、 あんまり話題にならないんだよなあ。 「P2Pという言葉を考える」 なんて2年半前の記事から、あいかわらずぐだぐだやってるなあ。

えと、まとめると 「画像のアップロード並に、動画のアップロード機能がいろんなところにあったら 面白くなるかもしれないね」という、それだけの話なんですけどね。

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