動画共有はP2P化するのかなあ
「今後の動画共有の流れ - longlowの日記」の感想として。
ファイル共有は、昔はWeb割れとかあったそうですけど、 今はP2Pが主流になっている、ような印象があります。 もちろんただの印象であって、実際にはどうなってるのか、よくわからない。 合法的なファイルの配布だと Ring Server Project とかありますし。
ところが、テキストについてはP2P化しなかったんですよね。 2chだと 8月危機 (2001年8月)があって、 これはサーバの転送量が大変だという話ですから、 YouTubeやニコニコ動画の転送量が大変だという話に繋がるはずです。 その流れを受けて 「P2Pでサーバに依存しない掲示板を作るの巻」 というスレが立って、 zigumo のような第1期のP2P掲示板が産まれました。 でも最終的には2chはP2P化せずに、 広告収入や●の売り上げ等で、うまいこと回ってるみたいです。
動画共有に戻ると、YouTubeもニコニコ動画も黒字化すると主張してますよね。 もし黒字になったら、P2Pに頼らなくても、 どんどん回線を太くしていくことができるんじゃないかなあ。
とはいってもサーバ方式だと内容の規制は厳しいだろうし、 ファイルサイズにも制限がかかって 高画質・長時間の動画はアップロードできないとかあるだろうし、 P2P方式が主流になってくる可能性もありますよね。 うーん、どうなるんだろう。
まあ現時点でもP2Pファイル共有ソフトで 動画ファイルを共有している例はたくさんあるはずですけどね。 YouTubeもニコニコ動画のようにマスコミが取り上げないだけで。
うんうん、企業がやってマスコミに取り上げてもらおうかという話だと、 P2Pだとしても「無法地帯」だとは思われたくないだろうから、 高画質・長時間の動画が公開できますよ、 という程度の利点しかなくなってしまうかも。
Ustream 的なものはP2P化するのもありかなあとか。 これはSkypeからの連想ですけど、 PeerCastが既にあったか。 これだって広告収入等でコストが賄えればP2P化する必要はないでしょうけどね。