「面白いSM文学」か。なるほど。
「ソープへ行けと彼女は言った。」が面白い。
さすがは文豪増田先生。
面白いSM文学
(はてなブックマーク - 永字八法 / 2007年06月25日 / ソープへ行けと彼女は言った。)
という評があって、なるほど、と思いました。
他人の万能感をへしおるのはとても楽しかった。
なんてあたりからゾクゾクですよ。
なんだ。彼女の試行錯誤と努力で手に入った関係は、そんなものだったのか。
なんてのもいいですね。
このあたりは文の表現としての話。
それから、
女を磨
いたけど、
男を見る目は磨かなかったのね、というのがあって、
理想の男
の
潜在的な浮気のリスクも見抜けなかったわけだし、
浮気されたら関係を回復できないし、
僕
の本性も見抜けなかったわけで、
言ってみれば攻撃力はあっても防御力が低いという、
一種の脆弱性ですよ。
優しくて、賢くって。とても綺麗
な女性にもやっぱり脆弱性があって、
そこを突いて落とすとか、もう、すごいよね。
あと彼女
は
自分では男を見る目はあるから大丈夫みたいに思ってたんじゃないかなあというのと、
恋愛と結婚を通じて幸せになろうとしていて、
そのためのスキルも十分にあると思っていただろうし、
実際平均値よりはずっと高いのだろうし、というのがあり、
そうすると相手の得意分野で勝負して勝った、ということで、
もう文句も出ないくらいにこてんぱんにやっつけてやった、ということでしょう。
もちろん後味は悪いですよ。
僕
よりは
彼女
に感情移入するからね。
後味が悪いというか、微妙にタブーに触れてしまったなあというか、
まあSM文学だからね。
あと「404 Blog Not Found:職安に行けと社長は言った」なんだけど、 何度読んでも落ちてない。 何か裏の意味があるんですかね。