半藤一利作品の中でも特に面白い。なぜ中国と戦争しつつソ連と戦争しようとしたり、そのままアメリカと戦争しようとしたかとか、太平洋戦争が何故ああいう経緯になったかなどが、当時の軍人個人ごとに、この人はこうい...
半藤一利作品の中でも特に面白い。なぜ中国と戦争しつつソ連と戦争しようとしたり、そのままアメリカと戦争しようとしたかとか、太平洋戦争が何故ああいう経緯になったかなどが、当時の軍人個人ごとに、この人はこういう背景でこう考えたので、こういう結論に至った、という感じで詳しく記述されている。あと昭和天皇が大元帥の立場として戦争にどう関わっていたかというのも初めて知った。詳細すぎず総論すぎない、このバランスが僕は好きで、太平洋戦争の経緯とかに興味のある人は読むといいと思う。
: 指揮官と参謀 コンビの研究 (文春文庫) eBook: 半藤 一利: Kindleストア