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膝を抜くというと、なんというかカックンという感じだけど、ここで話題にするのは膝と、それに合わせて足首や股関節も含めての緊張を緩めてちょと力を抜く動きです。例えば左側に体重をかけようと思ったら、右足に力...

膝を抜くというと、なんというかカックンという感じだけど、ここで話題にするのは膝と、それに合わせて足首や股関節も含めての緊張を緩めてちょと力を抜く動きです。例えば左側に体重をかけようと思ったら、右足に力を入れて蹴る感じで左側に体重を移すこともできるけど、左脚側の力を抜く(そのあと戻す)ことでも同じことができて、そしてたぶん力を抜く方が速い。

この膝を抜く(脚を抜くといった方がよいかも)動きは、体重を移すときにも使えるし、身体の向きを変えるとか、歩き出したりするときにも使える。扉や引き戸が重いときも、膝を抜くことで力を出しやすい姿勢に切り替えることができる。この場合は膝を抜いて、また支えるというよりは、力を抜いたままで体重をかけるような感じのような気もするが、実際には割と体重を支えていると思う。

歩き出しとか、身体の向きを変えるということでいうと、軸足を中心にもう片方の足とか、あるいは胴体なんかも回ってしまうわけだけど、軸足側を抜くことで、直線的な動きがでてくる。山手線の内側を通る中央線のように、近道ができる。近道ができるのは高柳さんのいう、身体の内側に空間を作る?だったか、そういうのを連想したけど、同じことを言ってるかどうかは知りません。

機縁会の稽古会が8/18(日)と8/25(日)にあるので、参加しようと思ってます。武術というと説明難しいんですよね。僕にとっては戦うとかそういうのってあまり意識してなくて、身体を動かすレクリエーションの1つだとは思ってて、今までできなかった動きとか、知らなかった感覚に気付くとか、そういうのが面白いと思ってやってます。スポーツとかレクリエーションとかいろいろあるけど、武術(体術)のいいところは技をかけてもらうことができて、それで今までにない感覚が得られるということですね。あと大の大人が畳の上で崩されたり投げられたりするのが意外と面白い。

そういえばスポーツの定義(また定義問題か)もちょっと気になるところで、井の頭公園でボートを漕ぐのは身体を動かすレクリエーションではあるけど、スポーツではない印象なんですよね。ボート競技となるとスポーツだけど。僕にとっての武術の稽古は、そういう区分での身体を動かすレクリエーションですね。

膝を抜く話

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