甲野先生( http://www.shouseikan.com/ )のメルマガ( http://yakan-hiko.com/BN3210 )に 技が上手く掛からなかった時は、その事実を傷口に塩を揉...
甲野先生( http://www.shouseikan.com/ )のメルマガ( http://yakan-hiko.com/BN3210 )に
技が上手く掛からなかった時は、その事実を傷口に塩を揉み込むようにして「シッカリ」と記憶させることが必要である。その事実をウヤムヤにしてしまったら進歩はない。
と書いてあって、これは前に見た記憶もあるのだけど、そういうことなのだと思います。まあ技をかける機会は僕はあまりないし、うまくかかった記憶などほとんどないんですけど、かからなかったことは特に大事にしなければならない。電車に乗ろうとして、思わぬタイミングで人が出てきて、慌てて回避する、その動きに納得がいかないのはよくあるし、朝で眠かったからとかそういう言い訳をしたくなるけれども、誤魔化してはいけない。
独りで動いてるときはけっこういい感じじゃないの、と思うことはよくあるけど、実際に相手に手首を持ってもらったりすると、体が固くなるばかりで何もできない、これもよくあることです。それをどう考えるかはいろいろあると思うけど、独り稽古をメインにするのであれば、自分の動きはイザというときに使えるレベルに達していると、自分自身がそう思ってないと解釈するのがいいと思う。相手(稽古なので敵意はない)に手を持たれるという緊急事態、駅で人とぶつかりそうになるという緊急事態、そういうときに使えるほどの動きだと思ってないからこそ、もっと自信のある(慣れ親しんだ)動きを選択するわけです。
他の視点もあります。例えば手を持ってもらったとき、かっこよく手だけで(さりげなく、ある意味雑に)技をかけようとする見栄を捨てて、恥も外聞もなく体全体を使って、丁寧に技をかけるべきでしょう。小さなナイフで済むところに、中華包丁を持ち出すようなイメージ。あるいは小さなナイフだから切れなくても仕方ないですよねという言い訳を最初からしない。
話かわって中島先生( http://hanmidosa-waza-ari.cocolog-nifty.com/ )の新刊「足指をにぎるだけで、腰とひざの痛みは消える!( http://www.amazon.co.jp/dp/4584136033?tag=fuktommy-22 )」を拾い読みしてました。足首や脛の角度は割と本に書いてあるのを真似してやってるのだけど、鏡で全体をみると本の内容とは違って、どうにも猫背後傾姿勢なので不思議。膝を前に出すことについては、真ん前に出すと負担がかかりますが、外斜め前ならかなり余裕があるので、階段を上がるときは思いきり前に出してやると、かなり楽に登れたりします。こういうのも本に書いてあるかもしれないけど、未だに通読してないのでよくわかりません。
半年に1回とかいう感じの時間の余裕ができたので、江東友の会( http://www007.upp.so-net.ne.jp/madcap/ )や方条先生( http://hojos.blog135.fc2.com/ )の講座に参加してきたのですが、偶然にも「足を前後に開いたとき、前足に体重をかける使い方」の話題があって、階段を上がる動きに気付いたのはその影響もあるはずです。
歩き出し方についてもいろいろ試行錯誤してて、足の構造上、歩き出そうとすれば体を上に持ち上げようとする動きが出てきます。体を沈めることで、その動きと打ち消し合うのがいいのかなと思ってます。かといって積極的に体を沈めるわけでもなく、あくまでも差し引きゼロを目指します。おっと、体を沈めるという点においては、膝を緩めて体が落ちるのを待つとかじゃなくて、積極的に膝を曲げていくとかの面があるので、積極的に体を沈めるのは確かなのですが、例えば腰の高さを低くすることを目指しているわけではないといいますか。この動きにしても、膝をかなり前まで出しても安定できるというのが背景になっているようです。「浮き上がらないようにする」とか「浮き足立たないようにする」とか仮に呼んでます。体全体だけじゃなくて、上半身が下半身から浮かないようにするとか、腕が胴体から浮かないようにするとかもあるようです。駅で人を避けるとき、納得の行く動きができたり、納得いかなかったり、いろいろしてます。方向を変えるときにやはる浮き足立たないようにすると納得がいくようですが、やはり余裕がないときにはそういう動きは出てこなかったりして、体に信頼されるレベルには達してないようです。
歩き出しに関しては別の側面もあると思います。足首を曲げるのだけど、足首を曲げるという意識だと運用しづらいので、足を持ち上げるようにする。足を持ち上げるのだけど、そういう意識だと運用しづらいので、体の各部でちょっとずつ前に出ようとする。みたいな、感覚と密に関わっている表現の問題ですね。きっと体の各部でちょっとずつ前に出ようとするけど、それでは運用しづらいので、という感じにもっと続くのだと思います。
技が上手く掛からなかった時は、その事実を傷口に塩を揉み込むようにして「シッカリ」と記憶させることが必要である。その事実をウヤムヤにしてしまったら進歩はない。
と書いてあって、これは前に見た記憶もあるのだけど、そういうことなのだと思います。まあ技をかける機会は僕はあまりないし、うまくかかった記憶などほとんどないんですけど、かからなかったことは特に大事にしなければならない。電車に乗ろうとして、思わぬタイミングで人が出てきて、慌てて回避する、その動きに納得がいかないのはよくあるし、朝で眠かったからとかそういう言い訳をしたくなるけれども、誤魔化してはいけない。
独りで動いてるときはけっこういい感じじゃないの、と思うことはよくあるけど、実際に相手に手首を持ってもらったりすると、体が固くなるばかりで何もできない、これもよくあることです。それをどう考えるかはいろいろあると思うけど、独り稽古をメインにするのであれば、自分の動きはイザというときに使えるレベルに達していると、自分自身がそう思ってないと解釈するのがいいと思う。相手(稽古なので敵意はない)に手を持たれるという緊急事態、駅で人とぶつかりそうになるという緊急事態、そういうときに使えるほどの動きだと思ってないからこそ、もっと自信のある(慣れ親しんだ)動きを選択するわけです。
他の視点もあります。例えば手を持ってもらったとき、かっこよく手だけで(さりげなく、ある意味雑に)技をかけようとする見栄を捨てて、恥も外聞もなく体全体を使って、丁寧に技をかけるべきでしょう。小さなナイフで済むところに、中華包丁を持ち出すようなイメージ。あるいは小さなナイフだから切れなくても仕方ないですよねという言い訳を最初からしない。
話かわって中島先生( http://hanmidosa-waza-ari.cocolog-nifty.com/ )の新刊「足指をにぎるだけで、腰とひざの痛みは消える!( http://www.amazon.co.jp/dp/4584136033?tag=fuktommy-22 )」を拾い読みしてました。足首や脛の角度は割と本に書いてあるのを真似してやってるのだけど、鏡で全体をみると本の内容とは違って、どうにも猫背後傾姿勢なので不思議。膝を前に出すことについては、真ん前に出すと負担がかかりますが、外斜め前ならかなり余裕があるので、階段を上がるときは思いきり前に出してやると、かなり楽に登れたりします。こういうのも本に書いてあるかもしれないけど、未だに通読してないのでよくわかりません。
半年に1回とかいう感じの時間の余裕ができたので、江東友の会( http://www007.upp.so-net.ne.jp/madcap/ )や方条先生( http://hojos.blog135.fc2.com/ )の講座に参加してきたのですが、偶然にも「足を前後に開いたとき、前足に体重をかける使い方」の話題があって、階段を上がる動きに気付いたのはその影響もあるはずです。
歩き出し方についてもいろいろ試行錯誤してて、足の構造上、歩き出そうとすれば体を上に持ち上げようとする動きが出てきます。体を沈めることで、その動きと打ち消し合うのがいいのかなと思ってます。かといって積極的に体を沈めるわけでもなく、あくまでも差し引きゼロを目指します。おっと、体を沈めるという点においては、膝を緩めて体が落ちるのを待つとかじゃなくて、積極的に膝を曲げていくとかの面があるので、積極的に体を沈めるのは確かなのですが、例えば腰の高さを低くすることを目指しているわけではないといいますか。この動きにしても、膝をかなり前まで出しても安定できるというのが背景になっているようです。「浮き上がらないようにする」とか「浮き足立たないようにする」とか仮に呼んでます。体全体だけじゃなくて、上半身が下半身から浮かないようにするとか、腕が胴体から浮かないようにするとかもあるようです。駅で人を避けるとき、納得の行く動きができたり、納得いかなかったり、いろいろしてます。方向を変えるときにやはる浮き足立たないようにすると納得がいくようですが、やはり余裕がないときにはそういう動きは出てこなかったりして、体に信頼されるレベルには達してないようです。
歩き出しに関しては別の側面もあると思います。足首を曲げるのだけど、足首を曲げるという意識だと運用しづらいので、足を持ち上げるようにする。足を持ち上げるのだけど、そういう意識だと運用しづらいので、体の各部でちょっとずつ前に出ようとする。みたいな、感覚と密に関わっている表現の問題ですね。きっと体の各部でちょっとずつ前に出ようとするけど、それでは運用しづらいので、という感じにもっと続くのだと思います。