初学者に対してまず基本を教え、基本の組み合わせで応用ができていると教えるとしたら、それは間違っているか、効果がないように思う。 というのは初学者に教えるための基本というのはごく限られた種類であっ...
初学者に対してまず基本を教え、基本の組み合わせで応用ができていると教えるとしたら、それは間違っているか、効果がないように思う。というのは初学者に教えるための基本というのはごく限られた種類であって、それを組み合わせようとすると、無理が生じる。組み合わせても大丈夫なような基本というのは、あまりにバリエーションが多すぎて、初学者に教えるというのは無理。
カリキュラムとしての基本→応用という言葉の使い方と、技術の要素としての基本→応用という言葉は、同じ言葉だとしても中身は違うんじゃないかなあ。カリキュラム的には、応用は基本の組み合わせなのではなくて、基本のチューニングだと考えた方が適切ではないか。
なんでこういう誤解を持っていたかというと、ごく最初に1つの技術を学ぶのに、いくつかの部分に分解してから、組み立てるという方法で教わったため。これは、基本の組み合わせで全てができるという誤解を招くんじゃないか。