僕の記憶ではランプ売りが電力会社を襲撃する話だった。「電線をつたってタヌキが来るから電気反対」とかいろいろ活動するのだけど駄目で、火をつけようとするが、火打ち石なので失敗する。んで帰ってきて在庫...
僕の記憶ではランプ売りが電力会社を襲撃する話だった。「電線をつたってタヌキが来るから電気反対」とかいろいろ活動するのだけど駄目で、火をつけようとするが、火打ち石なので失敗する。んで帰ってきて在庫のランプに全部火をつけて木にぶらさげて、石を投げて割ってしまう。涙で火がにじんで見えて美しかったという。「で、どうなったの?」と孫が聞く。途中で疲れて寝てしまった。起きたらランプはなくなっていた。誰かが持っていったのだろう。落ち着いて考えると電気が来たところでまだランプの需要はしばらくはあったはずだ。
miura56: という短編を、小学生のときに塾で読んだ事を思い出した。 - Twitter / miura56