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ネット上の人の集まる場の性質とか

2ch vs Twitter 論ですよ。 ネット上に人の集まる場を作るという目的は同じで、 それに対する方法論が違うよな、みたいなことを書きます。

まずこないだ気付いたのだけど、 2chって話題別に板が分かれていて、話題別にスレが分かれているのだけど、 必ずしもそうじゃないのかなあと。 「○○板」があったとして、それは「○○について語る板」なのかというと、 「○○好きな人が集まって雑談する板」だったりするように見えたりします。 ということは、「○○板」というのは 「自分は○○が好きだから○○板に行ってみよう」という行動を起こさせるための 目印だと考えた方がいいのではないか。 2chは「自分は○○が好き」というのがあれば○○板に行くことができ、 読むこともできるし、書くこともできると。

「2chに書き込んだことがある」はたった15.7%:アルファルファモザイク」 というのもあって、読むだけ人の数が全然多いのですが、 後で書くTwitterと違って、読むだけということができる構造なんですね。 あと、これは関係あるかどうかわかんないんですけど、 今の2chっていつも何かしら書き込み規制していて、 有料会員になるとかしないと、 プロバイダーによっては書けなかったりします。 そこを制限することで、気の効いた書き込みだけがされるようになって、 読むだけでも楽めるようになるのかな、って思ったけど、正直よくわかりません。

一方Twitterは自分でユーザーをフォローして、 自分だけのタイムラインを作る仕組みです。 はてなブックマークの「お気に入り」も同じ。 これのいいところは、 タイムラインができてくれば「どこに行こうかな」と考える必要はないことです。 欠点はタイムラインを作らなければならないこと。 例えば「自分は○○が好き」というのがあったとして、 同じく○○が好きなユーザーをフォローするとか、ちょっと大変だし、 使い始めたばっかりだと、そういう発想すらわかりにくいような気もする。

Twitterはアカウントを取って使わなくなっちゃった人は多いと思うけど、 読むだけの人は少ないんじゃないかな、と予想しています。 どうなんだろ。ROM用にアカウント取ったりすることもあるんだろうか。

新月は設計段階では「○○好きな人が集まって雑談する板」 のようなものを作るのを拒否していて、 話題だけでスレッドが分かれるべきである、みたいに考えていました。 はてなブックマークとかは、ホットエントリーとかをタイムラインと考えると、 最初は「自分と同じ嗜好のはてなユーザーの集まる場」だったのが、 ユーザーが増えるに従って次第にそうではなくなったんじゃないかなあとか、 各自がタイムラインを構築しやすくするにはどうすればいいのかなあとか。

これのいいとこ取りはできないかなあ。

場に辿りつくことについては、2chはもともとできるけど、 Twitterだとどうなんだろう。 検索機能で○○を検索すればいいのかな。 これについては、予め運営側でカテゴリーを決めちゃって、 書き込みをそれに登録する、みたいな態勢にしないと駄目なんじゃないかな。 難しい。

タイムラインについてはTwitterにはもともとあるし、 2chは専用ブラウザを使えばたぶん目的は果たせる。

「チラシの裏」性はTwitterならいいけど、 2chをベースに考えるとどうなるんだろう。

Twitterを目指すか、2chを目指すかのどちらかしかなくて、 方法論は両立しないのかなあ。 あ、つまりまとめることができて、 運営側がどのくらい頑張るかってことなんじゃね?  カテゴリー等を予め決めておいて、これに所属するようにしなさい、とか 逆に自由入力のタグ等を用意していて、好きに使ってください、とか、 その辺の力の入れ具合。

ニコニコ動画を例にするとカテゴリー(ランキング)は運営が用意するもの、 タグはユーザーが作るもの、 チャンネルは半分運営、コミュニティはユーザーという感じですね。

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