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サンシャイン牧場と未読既読管理

未読既読管理について」を書いたあとに、 サンシャイン牧場 やってみたんですけど、 この手のゲームって未読既読管理に繋がるものがあると思いました。

RSSリーダーと一般化してしまうと、ティッカー型とかあるから駄目なんですが、 Google リーダーなどでは、 未読記事が一覧になっていて、読むと消えていきます。 これを抽象化すると 「オフラインのうちに溜まったタスクを片付けていく」ということになりませんか。 サンシャイン牧場もその点が同じで、 アクセスすると畑が乾いていたり、虫がいたりして、それを片付けていく、と。

RSSリーダーはなんかこう、一部のマニアが使うような印象があって (実際のところはどうなんでしょうね) 例として取り上げるのに不適当かなあと思うこともあるのですが、 ユーザーの多いゲームだと例に使うのに都合がよさそうな気がするのとか、 ゲームの方がより人間の快感に直結してそうな気がするのとか、 そんな感じ。

で「溜まったタスクを片付けていく」こと自体に快感があるとするならば、 これっていろんなところに応用が効きそうなんですよね。 「一眼レフで猿になる - レジデント初期研修用資料」も参照。

技術的な壁について。 ユーザーのもっている「暇」と、暇潰しのための「タスク」の量をどう調整するか。 1時間の暇があるというときに、 サンシャイン牧場の水やりをして暇が潰せるかというと、 そうもいかないんですね。 一方、RSSリーダーで未読記事がたくさんあって、暇があまりないという状態だと、 あんまり記事を消化しようという気も起こらなかったりします。 1万件の記事が9950件に減るからタスク潰しで楽しいかというと、 なかなかそうもならない。心理的な問題ですね。 50件のタスクを潰す時間しかないというときに、 システム側で50件のタスクだけ出すとか、 1時間あるとすれば、1時間に見合うだけのタスクを出すとか、 そういうことができないといけない。

もしかしたら、最初に50件のタスクを出し、 「もっと」をクリックすると追加で100件出し、 次の「もっと」で200件出し、みたいなのでもいいかもしれないけど、 実験してないからなんとも言えませんね。 1つのタスクを片付けるのにかかる時間というのもポイントかなあ。 RSSリーダーだと、たとえば長文記事は斜め読みするとか、 やる夫ブログは「あとで読む」にして一旦既読にするとか、 そういうのも使いながらの処理になるから、 たぶん1記事1秒とか、10秒とかいうオーダーで処理できないと、 「溜まったタスクを片付けていく」快感には繋がらないような気がする。

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