未読既読管理について
UIの話。 大きく分けて2種類ありますね。 Google リーダーでは、 一度読んだ記事は表示されなくなる。 はてなRSSでは既読記事は背景色が変わる。 あ、Googleリーダーの場合は、既読記事も表示する機能があるけど、 新たに何か作るなら未読優先でソートするという手もあるかもなあ。
特にこの、 既読記事が表示されなくなるタイプの未読既読管理というのが僕は好きで、 電子メールのフォルダ分けも同じようにしてたりします。 受け取ったメールは「受信箱」に入り、 あとで読むメールは「あとで読む」へ手作業で移動、 たぶん読まないと判断したメールは「既読」へ移動させます。 厳密にいうと容量の制限があるので、 既読フォルダは月ごとに分かれていますが、本筋ではないので。
ただこれは万人向けではないかもしれない。 なんとなくですけど、メールは自動振り分けとかでフォルダに入れて、 未読メールは太文字で表示、既読メールは通常フォントで表示、 みたいに使ってる人が多そうな予感がします。
例えばこれ、mixiで使われていたらどうなるか。 ログインするとマイミクの日記が未読状態で表示されていて、 表示したものは一覧から消えていく。 僕はこれ格好いいと思うけど、どうなんかなあ。 さっきまであったリンクがなくなっている、 というのは直感的に理解しにくいのかもしれない。
というのは、Twitterでも使われてないですからね。 なんかこう、「ツール」ならそういう動きをしてもいいのですが、 「サイト」がそういう動きをするのは妙だという、そんな感覚はありますね。 動画共有サイトで「あなたが今日観るべき動画はこれですよ」と一覧に出されて、 観たりスルーしたりして一覧から消していくというのも面白いかもと思ったけど、 やっぱりなんかこう、「これが主流だ」感はないと思いました。 あ、「今日観るべき動画」ってのは人気動画だとか、 指定した誰かの投稿動画だったり、指定したキーワードに引っ掛かる新着動画だったり、 広告だったり、ランダムだったり、 それらがごっちゃになって1列に並ぶ、なんかこうカオスなイメージです。
ただ、それって単に未読既読管理が使われてないからなんかなあと。 今の未読既読管理はRSSリーダーでしか使われてないんじゃないか。 これがmixiなりの、多数のユーザーを抱えているサービスで使われたら、 みんな便利だと思うのかなあ。 それともRSSリーダーみたいな、多数の記事を処理していく必要のある場合でのみ、 威力を発揮するUIなのだろうか。