「○○についてのコミュニティ」は厳密な意味では作れない
「Yahoo! CUとNIFTY-SERVEの関係 - effy channel」 を読んで、以前考えていたことを思い出したのだけど、 「○○についてのコミュニティ」というのは、 厳密な意味では作れないんですよね。 コミュニティというのはたとえば2chでいえば板でもスレでもいいんですけど、 その辺は臨機応変に。
最初は「○○についてのコミュニティ」としてスタートするかもしれないのだけど、 そこに文化が生まれて、「××という文化をもった、○○についてのコミュニティ」 になってしまう。 これはたぶん避けようがなくて、 コミュニティという見せ方をしてしまうと、 どうしてもそうなるんじゃないかと思うんですよね。
コミュニティという形式を取らなければ、そうはならない。はず。 ファイルアップロード機能つき掲示板と、 アップローダは機能はほとんど同じで見せ方が違うだけだけど、 やっぱり違って、アップローダには文化はない気がする。 1行コメント機能で「借ります」と書くのが習慣になっていたとしても、 書かなかったからといって皆から責められるというのはちょっと見たことないし。
○○についてのブログ記事を検索してきて1画面に表示する機能、 というのがあったとしても、 それがコミュニティになるか、ならないかというのは、 結構微妙な問題なのかなとか思ったり。 そのへんはちょっと 「可視化の功罪とか管理人のありかたとかごたまぜ的に」 で書いたのだけど、 「はてなブックマーク - 新宿駅は単純ですよ」 と 「link:http://blog.fuktommy.com/1215099387 - Google ブログ検索」 との差ね。
たぶん、 その画面内でユーザ同士が会話できるとコミュニティになりやすい気がするし、 もとデータと集計を同じ会社がやってるか、みたいのも差かもしれない。 よくわかんないけどね。
そういえば僕の好み的には、 アップローダみたいな、 独自の文化を持たない(=コミュニティではない)サービスであって、 しかもその提供する機能はSNSみたいなのがやりたいなあと思っていて、 しかも、どうやってそういう風に見せるかには興味がなくて、 そういうサービスのプログラマがやりたいなあという ニッチな希望があったりします。 一番近いのはBloggerか、 今だとTwitterかな。