~すべきだというときには前提を示すべきだ
「~すべきだ」とか「~すべきではない」と言った場合には、 その理由というか、前提というか、範囲というか、 そういうのが共有されてないと話が通じないと思った。
健康に気をつけて長生きしましょう、みたいなのを共有していれば 「煙草は吸うべきではない」「そうですね」というのが成り立つんだけど、 そうでないと「なんで?」「身体に悪いから」 「早死にしたって別にいいじゃん」ということになる。 「長生きしたければ煙草は吸うべきではない」は本当にそうなのか検討できるけど、 「煙草は吸うべきではない」だと大雑把すぎて議論にならない、というか。
「プロは無償で商品を作ってはならない - E.L.H. Electric Lover Hinagiku」 についてはいろいろ盛り上がったのですが、 範囲を限定していないため主張がわかりにくいのと、 それがかえっていろんな解釈を生んで盛り上がったのかなと思いました。 「無償提供で困る人、困らない人 - プログラマーの脳みそ」 なんかを見ると、無償提供した本人が困るなら、 それは自己責任で他人がどうこう言う筋合いのことではないでしょう、という気がする。 「「プロは素人の相場観を狂わせてはならない」のほうがより正確かも。 - おけぐわの日記」 は範囲を区切っているのでわかりやすいですね。