できあがったものが好き
Rauru Blog » Blog Archive » 作るのが好きな人より:
本当に「作るのが好き」な人ってのは 「自分の作品を世に出すこと」になぞ興味無いんですよ。これ本当。 自分にとって納得の行く物が作れればそれで満足なんです。 製作してできた物が好きと言うより、製作行為自体の方が好きなのね。
(中略)
だから頑固職人の場合、「作りたいもの」と「クライアントの要望」って、 fuuriさんが危惧してる程はコンフリクトしません。
僕の場合どうなんだろう。
こないだ会社の人にも訊かれたんだけど、
「作るのが好き」「クライアントの役に立てるのが好き」「自分の作品を世に出すのが好き」
この3つより強いのは「できあがったものが好き」ですかね。
それは「作るのが好き」に近いんですけど、
誰かに任せて、自分の希望通りのものが出来てくるのであれば、
自分が作らなくてもいいと思っているので、
「作るのが好き」そのものとは違います。
この場合、コンフリクトする局面は 「できあがったもの」すなわち「納得の行く物」が、 時間とともに「納得の行かない物」になってしまうことですね。 新機能を追加していった結果、段々コードが汚なくなってきたとか。 あるいは「この機能が欲しいというけど、そんな機能つけたら格好悪いから嫌だ」みたいなのとか。 完全に自分の手から離れて、あとは誰がどう改造しようが知ったことか、 という状態なら別ですが。
ちなみに自分の好みはこんな感じ:
- 余計な機能がないこと。 例えば画像のバイナリが欲しくてgetImage()関数を作るとしたら、バイナリだけを返せばよい。
- 反面、将来の拡張に備えているべき。 getImage()関数は画像の縦横のサイズ等も必要になるかもしれないから、 連想配列で、その1要素を画像のバイナリにしておくか。 ここでとても悩みます。
- 保守作業はしたくない。 はてブ追加時に指定したタグを隠すGreasemonkeyでは無視タグリストを管理する手間があるのでよくない。 最近つけたタグ強調Greasemonkey(キャッシュする版)みたくメンテナンスフリーなのがよい。 それでも管理の手間をユーザに任せられるからマシではある。
- 安全性。 コードを変更しなければ不具合はないんだから、 新機能を追加するのも嫌だ、という気分にすらなることも。
- HTML/XHTMLが文法チェッカーで正しいと出ることとか。