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ニコニコ動画とはてなを舞台の比喩で比べてみる

このへんを読んで思ったこと。

ニコニコ動画のコメントってのは、 もとを辿るとコンサートの観客のイメージみたいなんですよ。

もともとニコニコ動画のプロジェクトは社内ではパケラジ2.0あるいはネットライブと呼ばれている企画であり、ネット上でどうやってユーザにライブ感覚を共有させるのかというのがテーマでした。

そう考えると自分なりに納得のいくことがでてきました。 コンサートって観客と演者がはっきりと分かれているイメージなんですよね。 舞台があって、舞台の上の人と、観客は別々になってる。 舞台に上がりたかったら、音楽なりお笑いの芸なりを修行しなければいけなくて、 ただ騒ぐだけの観客とは一線を引いている、みたいな。 ニコニコ動画でいえば動画を投稿することと、 コメントをつけることは全然別の作業であって、 動画を作って投稿するのはアイデアも技術も根気も必要だと。 コメント職人もいますけど、 これだってアイデアも技術も根気も必要。

ひろゆきつながりでも、 2chはちょっと違って、 AA職人等でなくても、ただの一言が「その発想はなかった」とか言われて、 一瞬だけ舞台の上に登ることは可能なわけです。 「>>レス番号」で言及できるのは、単純に見えますけど、 その効果は大きいということです。

で、はてなですが、 手を変え品を変えて他のユーザに言及できるように工夫されています。 ダイアリーを書けば ブクマされたり、 スターがついたり。 ブクマでの一言もPermalinkがあるからブクマできるし、 最近はブクマコメントにもスターがつきましたしね。 他人からコメントされていれば割とすぐ通知されますし。 とにかく舞台に上がる機会が多いというか、 予め全ユーザが舞台に上がった時点から ゲームが始まるのがはてなの流儀かな、と。

観客(数千人~数十万人)としての一体感を重視して盛り上がるのがニコニコ動画、 舞台に上がって観客(数人~数百人)の注目を集めて盛り上がるのがはてな、 その中間点にあるのが2chという感じで、 棲み分けがなされていくのかなあ、とか思いました。

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