支倉凍砂「狼と香辛料」4巻を買ってきた(ネタバレ)
支倉凍砂「狼と香辛料」4巻を買ってきました。
3巻まではあまり面白くないと書きましたけど、
4巻は急に面白くなったというか、
正確には僕の好きな展開にちょうどなっているんでしょうね。
ホロとロレンスは例によってトラブルに巻き込まれるんですけど、
半ば自分たちから首を突っ込んだ(1巻・3巻)わけじゃないし、
致命的なミスを犯した(2巻)わけでもなく、
村に立ち寄ったらその村が問題を抱えていたので
逃げるなり問題を解決するなり、
何かしないと無事では済まなくなってしまうということなんですね。
これの何が面白いかというと、問題そのものは村の側が、
それをどう解決するか(またはしないで逃げるか)はホロとロレンスの側が、
という感じで
分担することなんですけど、
こういうのはゴルゴ13が代表格だと思います。
誰それを暗殺しないと会社が大変なことになる、という部分は依頼者の側が、
ターゲットは家から出てこないからどうやって狙撃するのか、という部分はゴルゴが、
と分担するわけですね。
僕はこういうの好きなんですよ。
ラノベでいうと「千年樹の町―シンフォニアグリーン」もそんな感じですけど。
問題の当事者は主人公・エンで、
活躍するのが前巻の主人公・リィンという構図です。
他にどういう作品があるんでしょうか。
主人公自体が当事者になるとか、 依頼人は依頼したら特に何も描写されないというのが多いような気がして、 それはそれでいいんですけど。