砦葉月「シンフォニアグリーン」を買ってきた
砦葉月「シンフォニアグリーン」と その続編「千年樹の町―シンフォニアグリーン」を買ってきました。
これは技術者の物語です。
世界観からして独特です。 ほのぼのとした雰囲気で見落しがちなんですけど、 油断していると町は滅び人は死ぬ、過酷な自然環境です。 人は植物と共生して町を守り、開拓して居住範囲を広げ、自然環境に対抗しています。 そういう世界なので植物全般の専門家・リィン(1巻の主人公)、 植物とともに町を守るエン(2巻の主人公)の能力と責任は大きなものです。
能力と責任が大きいことから、 彼らの行動原理は好悪とか正義感とかではなく、 技術者としての使命感とか倫理です。 ライトノベルとしてはちょっと珍しいと思うんですけど、どうでしょう。
技術者が使命感で動く関係上、ドラマは依頼者の側にあることになります。 この辺は ゴルゴ13 や ザ・シェフ の延長線ですね。