卒研生はプログラミングの練習と研究を並行して進めないといけない
大学の研究室で卒研生の1人といろいろ話して、 ちょっと盲点だったな、ということ。
僕のころは演習ではアルゴリズムに重点を置いて、 クイックソートを実装してみるとか、 式を構文解析して電卓プログラムを作ってみるとかしてましたけど、 今もあまり変わってない模様です。 ところがうちの研究室に配属されると、 音声データを扱うグループと新聞記事を扱うグループに分かれます。
音声データの方は数値計算になるのですが、 これはよくわからないので省略します。 新聞記事の方はテキスト処理です。 PerlやPythonが得意な分野ですね。 ところが困ったことに今までテキスト処理を勉強していないので、 どうプログラムを書けばいいのかわからない模様です。 これは「PascalはわかるけどPerlはわからない」という自覚症状になります。
彼は僕の書いたPythonのプログラムを 対象データに合わせて改造しなければならないそうで、 それをやるにはPythonの勉強をしなければならず、大変みたいです。 Makefileも知らないとか言ってたしな。
こんなことなら4月のうちからプログラミングを勉強するよう言っておけばよかった。 一応アドバイスはしておいたつもりではありますが、 もともとプログラミングに興味のない人に、 「興味の趣くまま適当にプログラムを書けばいい練習になる」というのは無理な話で、 実験用のプログラムがぶっつけ本番になってしまいます。 困った。