プログラマにとってプログラムを配布することがある意味「肩身の狭い」ものになりつつある。
表題はGreasemonkey利用者の感覚と不正指令電磁的記録作成罪立法者の感覚からの引用です。
そんな折、「成分解析」なる.exeファイルが人気を博したというが、 そういうものを安易にダウンロードして実行する人たちが 大量にいたということが恐ろしい。 それをまた注意もせず広めたITmediaの記事はにわかには信じがたいものだった。 こんな内容のプログラムは.exe形式で作成する必然性は全くなく、 Web上で安全性が保証されたプログラム(JavaScriptや、Javaアプレットや、 Flashコンテンツや、サーバサイドのプログラム)で実現できるのであり、 できるだけそうした方法でプログラムを提供するというのが、 近代的なソフトウェア配布のあるべき姿とされつつあるところ、 それをITmediaがブチ壊した。
(中略)
プログラマにとってプログラムを配布することが ある意味「肩身の狭い」ものになりつつある。
善意で「成分解析」を開発した人に対してひどい言い様なのだけど、 まあ世の中の流れだから仕方がないでしょう。 事実僕もサーバサイドじゃないなら使わないことにしよう、と思ったわけだし。
面白いソフトを作ったのであれば、 その時点で人的リソースを提供しているわけで、 それに加えてサーバリソースまで提供しなきゃいけない義務はないでしょ、 という気もします。 悪戯のしにくいスクリプト言語で配布する手もありますが、 WindowsだとPerlやPythonが普及してなくて、ちょっと不便です。 この際だからVBScriptでも勉強してみるかな。