blog.fuktommy.com

Winnyに流出ファイルを消す機能があれば精神の安定にはよいかもしれない

Winnyの開発が続いていれば 管理機能が搭載されるかもれなかったそうです。 キンタマウィルスで流出したファイルを各ノードのキャッシュから消す機能があるべきだという話もあります。 一方で、仮に流出ファイルを消すコマンドをネットワークに送っても、 別の人が再放流すれば意味がないという意見もあります (原理的にはWebと同じ)。

Winnyの場合はキャッシュの中身がわからないようになっていて、 仮に違法なデータが含まれていても 「知りませんでした」と主張できるようになっています。 知らなかったらそれはそれで未必の故意を問われる恐れがあると思うんですけど、 まあそれはいいとして。 ただこれだと、合法ファイルだけを共有しているつもりでも、 キャッシュに違法なデータがないと確信できないという問題があります。 原則では合法ファイルだけを共有するときには キャッシュにも合法ファイルだけが保存されたはずなんですが、 過去に操作ミスをおかしたかもしれませんしね。

そういう、ある種の気持ち悪さがあります。 「確かにエロ動画は共有してるけど、 自衛隊から漏れたと言われる国防上の秘密を共有するのはやだな」とか。 1つの解は新月のように キャッシュの中身を見れるようにすることです。 でもこれでは「知りませんでした」とは主張できなくなります。

そこで便利だと思うのが削除コマンドです。 自衛隊から秘密が漏れたとすれば、 自衛隊が当該ファイルを削除するコマンドを発行し、 それを受けたノードはキャッシュから消すというようなものです。 「自分は違法なファイルを持っているけど、 人様が見て困るようなファイルは持っていない」と確信できます。

不便なのはWinnyには匿名性があることで、 例えば誰かがファイルを再放流したとすると、 その人を突き止め、削除コマンドを発行するよう命令しなければなりません。 かといって誰でも削除コマンドを出せるというのでは駄目ですしね。

Copyright© 1998-2014 Fuktommy. All Rights Reserved.
webmaster@fuktommy.com (Legal Notices)