サービスとしての新月
- P2Pや自宅サーバに興味のある人に声をかけ、ユーザを増やす。
- ユーザが増えれば訪問者も増える。
という戦略が間違っていたのかもしれません。 むしろ
- 訪問者を増やす。
- 活気のある掲示板ならインフラを支えてあげようという人が出てきて、 ユーザとなってくれる。
という戦略が有効なのかも。 一般的なウェブサービスでは 負荷が増えるのはサービスに人気が出たからで、 人気が出るのは徐々に起こることだから十分対策がとれる、 というような予想をしてるんじゃないかと思うんですが、 新月の場合には 負荷が増えるのはある日突然2chが潰れたときで、 それに対応するための準備をしておかなければならない という背景があったからです。
徐々に人気が出るなら、訪問者の増加を利用して収入に繋げ、 収入をもとに設備を増強するという戦略がとれるんですが、 新月で想定していたのは、 ある日訪問者が爆発的に増加するから、現状の設備と、 そのときの訪問者の力だけで乗り切るための準備をしておかなければならないことで、 段階的に設備を増強するという考え方がないんですね。
実際のところは2chが潰れて難民が溢れるということはなさそうです。 2chも終わるときは来るんでしょうけど、 そのときにはもう掲示板の需要自体がなくなってるんじゃないかと思います。 だから戦略は立て直さなければならないわけです。
定量化しているわけではないんですが、 1ノードが支えられる訪問者数は、 今述べたような理由でかなり低く見積もっていました。 言い方を変えると将来予想される訪問者も、 現在あるノードで支えなければならないということです。 それを逆にして、訪問者が増えればノードも増え、 負荷を支えられると考えることにします。