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P2PWebのまとめ

P2P Web妄想 を読んでいろいろ思い出しました。

P2PWeb

「P2PWeb(TM)」はNECの商標です。 (NEC: プレスリリース: 2005年01月04日-2) ということなんで、もはや議論の余地はないんですが。 まあ冗談はともかくとしてその意味するところは2つあります。

P2P over Web (P2PとWeb) POW
Web経由でアクセスできるP2Pアプリケーション。
例: Vojta, 新月, RinGOch
参照: P2Pwebの定義?
Web over P2P (P2PでWeb) WOP
Webのようなデータ構造をもったP2Pアプリケーション。
あるいは Wikipedia over P2P という雰囲気。 (Skype Conference 2005)
例: AsagumoWeb

P2Pリダイレクタ

2003年だったと思いますが、 nyBBS, Vojta, 新月, RinGOch 等のゲートウェイが http://localhost:8000/ のようなURIでアクセスできるようになったことについて、 これをもっと一般的にできないかという話題が持ち上がりました。

実用的な面からすると、新月にリンクを張ったつもりで http://localhost:8000/thread.cgi/foo と書いても、 別の人は localhost:9000 で新月を動かしているかもしれないので よろしくないということでした。

Crescentの作者氏が http://shingetsu.p2p/thread.cgi/foo とか http://ringoch.p2p/bar とか書くことを提案しました。 これは「P2Pリダイレクタ」と呼ばれました。 shingetsu.p2p や ringoch.p2p の実体は localhost です。 http://localhost:80/ で専用のHTTPサーバが動いていて、 これが http://localhost:8000/ なり http://192.168.1.20:8888/ なりに リダイレクトするというアイデアでした。

新月も一時期実装してたんですが、結局これは広く使われることなく消えました。 IKeJIさんが 「スキーマを定義すべきだ。実装が簡単だからといってリダイレクタはいかがなものか」 という主旨の発言をし、僕も賛同しました。 Vojta も内部的に vojta:// スキーマを使ってました。

P2Pリダイレクタにしろ新スキーマにしろ、 広く使われないことには役に立たないので、 現段階でどうこうしようという気はないんですが。

データ形式

RinGOchで開発が進められていたP2Pアプリケーションについて、 HTMLに代わる独自の文書形式の話があったと思います。 2003年のことだったかな。

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