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自宅サーバとしての新月

「負荷分散、管理責任の分散」などで言ってたのは 「お金をかけ、かけたお金を回収できるならば、負荷なんか恐くない」 ということです。 企業(例えばブログサービス)でもいいし、個人(例えば2ch)でもいいんですが、 使用料なり広告料なりで収入を得る仕組みを作り、 収入でサーバや回線を増強すれば負荷は問題になりません。 こうなるとP2Pで負荷分散なんてのは限られた局面でしか価値がありません。

それでここ数日は新月の 魅力は何なのか、と悩んでいたのですが、一応の結論が出ました。 企業のような大規模なものを相手にしてしまうから駄目なのです。 相手にすべきなのは個人、自宅サーバです。

自宅サーバをやってみたい。 でも負荷が大きいのは困る (例: 自宅でアップローダの設置を検討している管理者へ)。 トラブルやメンテで24時間は動かせないかもしれないし、 旅行で長期間サーバを止めなければならないかもしれない。 数年後もサーバを提供していられるかどうかわからない。 こういう人には新月がお薦めです、となります。

そういえば以前、 「クライアントサーバからP2Pに移行する」という言葉には次の2つの意味がある、 という文章を書きました:

  • 少数のサーバの機能を分散させる
  • 多数のサーバを連携させる

お金の回転をなんとかすれば、 少数のサーバの機能を分散させる必要はなくなります。 多数のサーバを連携させる手段としてのP2Pがあり、 新月はそれだと主張していくのがよいかと思いました。

かなりニッチな分野だとは思うんですけどね。

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