新人は大変ですねの話
「なぜ新人は聞きに来ないのか? - teruyastarはかく語りき」は耳が痛い。
新人のOJT担当やってたんですけど、
あんまり役に立ってなかったんじゃないかと反省しております。
何を聞けばいいかすらわからない=聞きに行けない
というのはたぶん正しくて、それは教える側としても、
「何かで困っている様子なのだが、何に困っているのかわからない=教えられない」
となってしまうんですよね。
だから、新人が質問をして、教育係がそれに答える、
という形式は最初から無理があって、成り立たない。
たぶんペアプロとか、
それに匹敵するくらいに教育にリソースを注ぐことが必要なのでしょう。
自分はどういう風に教育を受けたのかと考えると、 そこまで意識する余裕がなかったためかよく覚えてないのですが、 半年くらいは担当システム固有のもの、 たとえば設計はこうなっているとか、この箇所の担当者は誰であるとか、 こういうライブラリがあるのでこう使うとか、 そういうのを覚える期間だったなあと思うわけですね。 プログラムを作りながらそういうのを理解していったわけですが、 正直いってプログラムの品質はそれほど高くなくて、 当時のプログラムを拡張しようとして四苦八苦することもあります。 で、半年後に、新しい上司に「ユニットテスト書け。 TDDで開発せよ」 と言われたのをきっかけに、プログラムの品質を高めることを考えはじめて、 1年以上かけて、少しずつ勉強していったという流れです。 結果的に「関わるシステムの理解」と「プログラミングの上達」とを、 別の時期に取り組むことができたので、よかったのかなあ、と。 当時はシステムのサイズも、関わる人の数も、 今よりずっと少なかったからこういうことができたのであって、 今は同じことはできないのかもしれないのですが。