TwitterはRSSリーダー的な機能と掲示板的な機能の融合である
「Twitterとは何か。: 304 Not Modified」とか、 あとブクマしてなかったから思い出せないのだけど、 Twitterとはなんであるか論、 SBMとはなんであるか論、みたいなものの一貫として、 Twitterの特徴について考えていたのだけど、 いいことを思いついたので書いておきます。
Twitterにログインした場合の 基本的なUIはこんな感じですよね。
- いまなにしてる?(入力欄)
- フォローしているユーザーのつぶやき1
- フォローしているユーザーのつぶやき2
- フォローしているユーザーのつぶやき3
- フォローしているユーザーのつぶやき4
- フォローしているユーザーのつぶやき5
- ...
これは、僕は2つの要素の融合だと思うんですね。 まずは下から。 下側には自分のフォローしたユーザーのつぶやきが並んでいます。 掲示板だと、その掲示板に投稿した全てのコメントが並ぶので、 そうでないというのはTwitterの特徴なわけですが、 しかしTwitterが最初に発明したわけではないです。 たとえばmixiにログインすれば、 「マイミクシィ最新日記」「コミュニティ更新情報」が最新順に並んでいるわけです。 これもTwitterのフォローと同じで、 「自分の選んだユーザーの発言が時系列で並ぶ」というものです。
mixiだと日記タイトルだけですけど、RSSリーダー、 特にGoogleリーダーであれば、 ブログ本文も含めて「自分の選んだユーザーの発言が時系列で並ぶ」が実現できます。 Twitterのように短いコメントを見たければ はてブのお気に入り もその例の1つです。 これがTwitterを特徴づける第1の要素です。
第2の要素は入力欄です。 他のユーザーのつぶやきを読むページと、 入力欄が一体化しているということに特徴があります。 たとえばmixiであれば、 確かに「マイミクシィ最新日記」「コミュニティ更新情報」はありますが、 日記を書くには、自分の日記のページを開かなければなりません。 GoogleリーダーもTwitterのような入力欄はありません。 しかしこれもTwitterの発明ではなくて、 例えば2ちゃんねる掲示板であれば、 書き込みを古い順に上から下に読んでいくと、最後に入力欄があるし、 teacup掲示板であれば 下から上に読んでいって、一番上に入力欄があります。 TwitterとUIが似てるのはteacup掲示板の方ですかね。
このUIが優れているのは、発言が時系列に並んでいて、 最新の発言の次、つまり「未来の発言」の位置に入力欄があるということです。 昔からあるから自然に思っていたけど、よく考えられています。
Twitterがすごいのは、この2つの要素
- 自分の選んだユーザーの発言が時系列で並ぶ (RSSリーダー的機能)
- 過去の発言と入力欄が時系列で並ぶ (掲示板的機能)
を融合させたことにあると思うんですね。
つっても僕はTwitterをWebやクライアントソフトでは使ってなくて、 Googleリーダーを使い、ブログやはてブや検索結果などをまとめてしまっています。 なので「過去の発言と入力欄が時系列で並ぶ」は 僕にとっては特に意味のないことだったりするし、 Twitterを使おうがWassrだろうが、 はてバーぶろぐだろうが、 なんでも好きに使ってください、という感じになります。